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お昼寝

イラスト 83.png

えーと、うまく萌え語りにできなかったので落書きとSSよりもさらに短い文を。
思いつきでだらだら書いたものなので、文章が荒いのはご容赦ください。
続き
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暫く研究室に篭りきりだったパピヨンがふらりとリビングに姿をあらわしたのに気づいて、ソウヤは顔をあげた。
「目処がついたのか?」
「ん、ひと休み」
そう言うなり彼はくたりとソファにうつ伏せて目を瞑る。
「パピヨン」
投げ出された腕を軽く引いて、
「寝るんならちゃんとベッドで寝なよ」
そう言ってみるけれども、器用にも一瞬ですっかり寝入ってしまったようで、こうなると当分は揺すっても叩いても決して起きない。
(俺のことは、口喧しく言うくせに)
頭のそばにしゃがみこむと、ソウヤは寝息を立てて熟睡する養い親の顔をじっと見つめた。

(かわいいな)
言動にせよ恰好にせよ、世間一般にいうところの奇矯な人物である、というのはわかっている。
そもそも男で、ホムンクルスだ。年齢も父親より上であったはず。
本気で闘り合ったら、おそらく勝てないだろう強さを持っていることも知っている、けれども。
(うん、かわいい)
まったく、厄介な相手を好きになってしまったものだ。

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